アメリカ合衆国のセグウェイは2020年6月23日、同名の１人乗り二輪車の生産を7月15日をもって終了することを発表した。
1999年に設立され、移動手段としての革命が期待された。セグウェイのジュディ・カイ社長は「最初の10年は、セグウェイが、効果的かつ効率的な個人の乗り物と見なされて、安全保障と警察機関でよく利用されました」と述べた。

しかし、発売当初の約5,000米ドルという価格はハードルが高かった。また、セグウェイの使い勝手は悪く、安全性にも課題があった。を前進させるには、ライダーが特定の角度でバランスをとる必要があったため、乗り込むことさえも困難であった。ライダーの体重がいずれかの方向に大きくシフトしすぎると、簡単にスピンアウトしてライダーが脱落する可能性がある。
2009年には、同社のオーナーとなった英国の実業家ジムヘゼルデンがセグウェイの乗車中に崖から30フィート（9メートル）下に転落して亡くなった。
2015年にセグウェイに乗ったカメラマンがウサインボルトを撮影中に後ろから追突する事故もあった。

同社によれば、21人の従業員が解雇され、12人の従業員が1年以内に退職するが、5人はニューハンプシャー州ベッドフォードに留まり、保守は継続される。